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2006 07,30 13:14 |
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簡単な紹介をします。フネにあまり興味がない方には、
レキシントン?なにそれ??となると思いますので…。 アメリカ航空母艦レキシントンは、姉妹艦サラトガとともに、 もともと巡洋戦艦として建造されていました。 ワシントン軍縮会議で、各国の戦艦(含巡洋戦艦)の保有に 制限が出来、その結果レキシントンはサラトガとともに、空母への 改造・転用が決まり、1927年に竣工しました。 新造時、全長270.8m、最大幅39.7m、基準排水量36,000t、飛行機 搭載数90~120機、さらには主砲として8インチ(20,3cm)連装砲を 4基8門装備していました。この当時は、空母の運用法がまだはっきり しておらず、洋上で敵巡洋艦といきなり遭遇しても、砲戦が可能な ように、重巡洋艦並の砲力を持たせていました。これは同じような経緯で 空母に改造された、日本の赤城・加賀も同様です。 しかし、レキシントン級は竣工時から艦首は閉鎖式で、全通の長大な 飛行甲板を備え、すでに近代的な空母の要素を持っていました。 (この模型は1941年10月の状態でつくっていますので、新造時の 艦首まわりとは若干違いがあります。しかし、船体と飛行甲板が 連続しており、閉鎖式になっていることは変わりません) レキシントンは、あまり大きな改装を受けることなく第2次大戦の
勃発を迎えました。1942年5月の珊瑚海海戦で、日本空母翔鶴・瑞鶴の 艦載機の攻撃で大破、味方駆逐艦の魚雷で処分されました。 1941年10月当時、船体は全面ダークグレー(メジャー1)、艦首に偽の 艦首波を描いた(メジャー5)迷彩です。 甲板の白線は塗装していますが、偽艦首波はフジミの別売りデカールを 使いました。このデカールセットにはレキシントンの艦番号「2」の デカールも入っていますが、私が調べた限りでは、レキシントンの 飛行甲板に艦番号を描き入れてある状態が写っている写真は、一枚も 見当たりません。 艦首近くの機銃は一番前方のものが1.1インチ4連装で、スポンソンも 丸くふくらんでいます。でも、ピットロードの別売り部品をそのまま 載せてみたところ、載っちゃったので、そのままいじっていません。 これは手抜きですので、真似しないで下さい。 (だいたい、こんな状態では機銃を旋回させられません。) 艦橋のまわりです。 珊瑚海海戦の前に、この連装8インチ砲は全て撤去され、かわりに 1.1インチ4連装機銃が撤去跡に装備されています。私はこの8インチ砲を 装備した状態の模型を作りたかったため、1941年10月の状態を 選びました。8インチ砲の上には単装機銃が増備されています。 また、煙突前方の出っ張りはキットのものより小さくします。 (この写真で見える大きさでも、まだ大き過ぎます) また、実物の写真では煙突前上方のレーダーが、明らかに修正で 消されており、追加工作しています。また、煙突の前上方には小さな ファンネルキャップも追加しています。 なお、珊瑚海海戦の時に写された写真では、大きなレーダーが確認 できますが、1941年中旬の写真、1941年10月の写真の修正の範囲は あまり大きくはないように思いましたので、小さいレーダーを適当に ジャンクパーツからチョイスしています。 (もともと何のパーツだったのかは、私にもわかりません) (次回に続く) PR |
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こんばんは
個人的には艦番は無いのが正解だと思います。 サラトガには「3」と入った写真がありますが、大戦末期のものですよね。42年に沈んだレックスには無かったでしょう。 Re:無題
>躍人 様
こんばんは。コメント有り難うございます。 私も、大戦初期に沈んだレキシントンには艦番号が記入 されたことはなかったものと判断しました。 |
こんばんは
艦船の解説、大変興味深く拝見しました。 フネには興味があるのですが、知識はまだまだで 基礎的な部分からはじめているところですので このような解説は個人的には大変嬉しいです。 続くとありますので次回も楽しみにしてますよ。 Re:無題
>ドカ山 様
おはようございます。コメントありがとうございます。 私も、フネが好きだというだけで、さほど詳しい わけではないので、ドカ山様のご期待にどこまで お応えできますでしょうか。。。 次回は、この当時のレキシントンに搭載されていた 飛行機(某模型誌に載っていたやり方で複製・自作 しましたが....)も紹介します。 |
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