当工廠で久しぶりの艦船の完成品ができました。

途中の写真はありません、スイマセン。　m(_ _)m
写真を撮るのが面倒だったのと、いい加減な工作を隠ｐ（略

完全な素組です。
極めて安直ではありますが、ディテールアップも何も、実物が完成することなく廃棄されているので「自分認定」で何ら問題ない、と。（笑

主砲は40.6センチ連装砲5基10門と強力ですが、まだ飛行機が海戦の主役になるとは考えられていなかった時代の艦ですから、対空装備は8センチ単装高角砲4基4門のみです。
こういう姿もスッキリしていて、いいんじゃないでしょうか。
4番砲の上には艦載機が載りますが、よっぽどの熟練飛行士でなければこの短い滑走台から本当に飛び立つことができるのか、ちょっと心配ではあります。
また艦載機はフロート付きではないので、海上での収容は当然不可能だと思います。

もしこのフネが実際に巡洋戦艦として作られていて第2次世界大戦を迎えたら、他の艦同様カタパルトも付けて水上偵察機を搭載し、また対空装備は大いに増強されていたでしょう。
速力もあるので、金剛型4隻以上に機動部隊の強力な直衛艦になることができたと思います。
想像が膨らみます。
もっとも、そうなる前にこの艦自体が航空母艦になる予定だった訳ですが。


さて、このキットのワタクシ的印象です。
組説はなかなか親切ではありますが一部？と思った箇所もあり、また部品の嵌めあわせは微妙な箇所が沢山あるので、充分仮組みした方がいいです。
例えば、主砲への砲身を組み込みは砲身がぴったり嵌らず、結局砲身の基部の凹を大きく削って浮かないようにしました。
艦橋やマストも水平・垂直を出しながら組んでいかないと、ピサの斜塔みたいになってしまうと思います。
偉そうなことを言いましたが、拙作にも若干の傾斜が。（苦笑
マストなどは充分細いのに、艦首・艦尾の旗竿は電柱か？というくらい太いです。
ワタクシも作り替えましたが、これは伸ばしランナーなどで作り替えることをお勧めします。

なんだかんだと文句を言いましたが、出来上がった姿は美しいです。
未完成に終わった「天城」の完成予想模型として、充分すぎるくらいのキットです。
このようなアイテムまでキットにしてくれたフジミに心より感謝！
…で、「土佐」はいつキットになりますか？（笑