今日、艦船模型雑誌NAVY YARD vol.4 を買いました。
この雑誌はしばらく休刊していましたので、艦船模型の愛好家としては
嬉しい限りです。
特集「マリアナ沖海戦」とのことで、空母隼鷹・大鳳、戦艦榛名等々
いずれも素晴らしい作品達です。
私は、基本的に素組み、エッチングパーツなども使わない、昔ながらの
1/700スタイルではありますが、このような入魂の作品達を拝めるのは
ありがたい限りです。
今後も、このような素晴らしい作品を載せた艦船模型雑誌が、息長く
発刊されることを願っております。

さて、この雑誌の100～101ページに、古い木製の巡洋艦最上の模型が
載っています。
大きさは大体1/500位で、空中線や碍子も表現された、手の込んだ一品
で、主砲は3連装砲5基ですので、開戦前の状態を再現しているものと
思われます。また、青地に右書きのネームプレートがついています。
おそらく65年以上前に作られた木製模型です。

「あっ！」と、思わず声が出ました。
昔、私の祖母の家にこれとほとんど同じ木製模型があったんです。
とても懐かしいです。
もっとも祖母の家にあったのは、ネームプレートが同型艦の三隈と
なっていましたが。
当時私は幼稚園か小学校低学年で、私がこれを見つけたときには、すでに
マストなどが折れてしまっていました。
ガラスケースに入っていましたが、このケースも壊れていました。
既に壊れた模型でしたので、私がこれを触っても、祖母も大目に
見てくれていました。
私はこの三隈の模型が大変お気に入りで、よく触っていました。
後に、私が小学校高学年くらいになって、この模型を直そうとして
みたのですが、当然小学生に直せるような代物ではなく、祖母が死去
したときに、多くのガラクタとともに処分されました。

私の軍艦好きは、このときの木製模型の巡洋艦三隈が原点なのかも
知れません。

今日、私はNAVY YARD 誌上で、幼い頃の思い出の人に会えたような、
そんな気がしました。