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2015 08,30 11:17 |
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この10月で廃止になると聞き、過日“日本一の秘境駅”との呼び声も高い小幌駅に行ってきました。
いきなりどうでもいいことですが、小幌は「こぼろ」って読むんですね。私はてっきり「こほろ」だと思い込んでおりました。 小幌駅はJR室蘭線にある駅です。 室蘭線は函館と札幌を結ぶルート上にあり、北海道の輸送の大動脈でもあります。 なのになぜ秘境駅かというと。 ちょっと古いものですが国土地理院の航空写真です。 写真のほぼ真ん中に、左右に国道37号線が走っています。 その下側にある○で囲んだところが小幌駅です。 周囲に人家はありません。 また小幌駅には、到達できる道路がありません。 そして、駅という割には写真に線路が写っていないじゃないかと、不思議に思う人もあると思います。 拡大した航空写真をご覧ください。 室蘭線のこの区間はトンネルで、トンネルとトンネルの切れ目のわずか80メートルくらいの土地に駅が作られています。 ここが小幌駅です。 Ⅰ:山側(国道37号線方向・道はない) Ⅱ:礼文華山・新礼文華山トンネル(礼文・東室蘭方面) Ⅲ:海側(海への遊歩道が一応あるが…) Ⅳ:幌内・美利加浜トンネル(静狩・長万部方面) 何でこんなところに駅が?と思われる方は、Wikipediaなどで調べてみて下さい。 半日仕事が終わってからクルマで東室蘭駅に向かい、そこから長万部行きの1両編成ディーゼルカーに乗り込みました。 途中北舟岡駅で特急列車の待ち合わせがありました。 東室蘭駅から1時間半弱で小幌駅に着きました。 駅に既にいた人、列車から降りた人合せて総勢12名くらいの人がいました。 …平日午後なのに、みんな、仕事はいいのか?(笑 下り東室蘭方面ホーム(山側) 笹藪・草叢・木々の中を登って行けば、国道37号線には出るはずです。 まあ、山岳猟兵も真っ青の“行軍”という感じになるでしょうし、原生林生い茂る中の山登りですから、熊(ヒグマ)さんとバッタリ出会えるかもしれません。 しかし、真面目に言えば、ヒグマは猛獣ですので、命の保証はありませんな。 礼文華山トンネル・新礼文華山トンネル(東室蘭方面) 二つのトンネルの間に、使われなくなった古いトンネルを塞いだ扉が見えます。 上り長万部方面ホームエンド(海側) 保線用の建物とホームの端の間くらいのところから、海に出る遊歩道があるらしいです。 しかし、あるサイトをみると、ここにはマムシが出るそうで…。 当然携帯も圏外で、救急車も辿り着けないところでマムシに噛まれると、またこれはこれでシャレになりません。 幌内トンネル・美利加浜トンネル(長万部方面) 左側に伸びている茶色いところが長万部方面のホームです。 小幌駅に滞在したのは30分弱でしたが、その間に貨物列車2編成、特急列車1編成が通過して行きました。 走っている列車を撮るのに慣れていなくて、情けない写真ですいません。 そして長万部方面から東室蘭行きの2両編成のディーゼルカーが入って来ました。 これに乗って東室蘭駅に戻ります。 ところで、最後の写真にJR北海道の保線の人が写っています。 これから小幌駅廃止までの間、ファンの人たちが大勢来ることが予想されます。 そして、ファンが集中すると思われる時間帯に、安全確保のために保線の人が派遣されてくるそうです。 ありがとうございます。 人里から隔絶された駅というのは、これはこれでなかなか趣きがあるなと思いました。 ただ、駅として存在させるだけでも当然経費が掛りますので、正直なところ、この駅が廃止されるのは時の流れで致し方ないとも思います。 今日は日曜日ですので、きっと多くのファンが小幌駅を訪れることでしょう。 私の友人も行く予定になっています。 皆さん、事故なく日本一の秘境駅・小幌駅を楽しんできて下さい。 PR |
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